卒業生への連絡版

2023.5.3更新

新年度がスタートして,1ヶ月が過ぎました。なかなか更新が頻度低くて,すみません。

(1) M2の浅井くん,代さん,石垣くん,立川さんが修士の学位をとって,無事に卒業しました!それぞれの道を歩みだします。元気でがんばって!B4の北川さん,桑野さん,藤原くん,筒井くんは,機能有機研のM1となりました。船田くん,堂崎くん,上畑くんは,外部の大学院に進学しました。みなさんがんばってくださいね!

(2) 去る2月21-22日くらいに,hemoCDに関する記者発表を行い,各地から反響をいただきました。連絡くれた方々どうもありがとうございました。火災ガス中毒の治療薬を開発するために,これから頑張ってまいります。研究センターを立ち上げて,ここを拠点に頑張っていこうと思います(https://fire-gas-antidote.doshisha.ac.jp/)また活動状況など報告してまいります。

(3) 世間的にはコロナも収まりを見せつつあり,新土曜会(加納・小寺研究室)の同窓会を近いうちに開催します!そのときに嬉しいお知らせがあるかも?盛大にお祝いしたいと思います。また卒業生の皆さんには連絡します。

(4) 研究室メンバー,5月中に更新します!今年度からは2018年卒の中上君が博士課程に入学しました。入れ替わりで毛さんはアメリカで頑張っています!新しい学部生や支援要員の方も増えましたので,アップデートお楽しみに!

(5) 2023年に入って,論文がいくつか出版されました!研究発表のところを更新しておりますので,見てみてください。機能有機研,結構頑張ってると思います!応援よろしくお願いします。

2022.4.16更新

新年度がスタートしました。気持ちを新たにして,研究室もスタートしました。

(1) 去る3月22日に学位授与式が執り行われ,機能有機化学研究室からは,遠藤君,勝野君,北口君,松下君,野口君の5名の修士と,河合さん,河田君,桑田君,椙山君,山下さん,横山君の6名の学士の学位を授与致しました。6名の学士のうち4名は同研究室の大学院に進学します。山下さんは他大学院に進学し,5名の修士の皆さんと河田君はそれぞれ社会へと羽ばたきます。皆それぞれの道を歩み出します。おめでとう!

(2) 3月に日本化学会がオンライン形式で開催されました。機能有機化学研究室からは計6件の発表をおこないました。特に3名の4年生が卒論研究データを元に学会デビューを果たしてくれました。学会発表リストを更新しております。これからも頑張って学会発表していきましょう。

(3) 新年度からは対面講義に戻り,ほぼ通常どおり忙しく過ごしております。対面講義では学生さんのキラキラとした顔つきで講義を受けてくれるので,こちらも生活に張り合いが出ます。オンラインの講義や学会にすっかり慣れて,オンラインならではの良さがあると認識しておりましたが,やはり人と人が直接会って話すことの効果は絶大で,重要なものであることが分かりました。

(4) 研究室には新しく7名の卒論生が配属されました。メンバー一覧も更新致しました。これから卒論生の皆さんの写真と座右の銘を集めて,集まり次第HPに載せたいと思います。どんなユニークなものが集まるか楽しみですね!

(5) 2022年はまだ論文が出版できておらず,若干あせりを感じております。準備は出来つつありますが,よい論文を仕上げようとすればするほど,ペースが上がりません。卒業生の皆様にとって恥ずかしくない研究室の活躍を見てもらえるよう,鋭意努力する次第です。もうしばらくお待ち下さい。。。

2021.12.27更新

2021年もあと数日となりました。近況を兼ねて,雑感を連ねたいと思います。

(1) 昨年から引き続き,今年もコロナ対策として様々なことに対応しなければならない1年でした。オンラインでの研究報告会や国際会議にもすっかり慣れてしまいました。それでもやはり,現地開催がいいですね。とくに5年に1度のPacifichemがオンラインになり,ハワイ感が皆無になったのが残念でした。

(2) 学会発表の機会が増え,野口くん,北口くん,毛さん達がそれぞれ受賞しております。おめでとう!詳しくはホームページの「和文発表・その他」のところをご覧ください。

(3) 学会発表,論文発表リストなども更新しました。我々としては,とてもよくがんばって研究して発表していると思います。このような形で継続して研究を続けていきたいですね!

(4) 来年3月の日本化学会では,毛さん,石垣君,河合さん,椙山君,山下さんが発表申し込みました!関西学院大で対面で行われる予定です。毛さん以外は初めての学会発表,ドキドキですね。

(5) M2の5名の学生さんは,目下修論作成中。申し訳ないと思いつつも辛口で指導しています。論理的で客観的な文章が書けるようになってほしい一心です。指導が至らない点も多く,難しさを感じつつも,彼らの能力を信じて修正を重ねるのみです。

(6) 年末年始,学生さんは帰省したりと様々ですが,そのような中で毛さんと留学生の代さんは,2年近く帰省できていません。ご両親の気持ちを考えると,とても心苦しいです。コロナ禍における大学,とくに研究室での留学生のおかれている状況を,世間的にもっと理解してもらいたいと思っています。

2021.6.12更新

(1) 6月も中旬になりました。研究室では,コロナの状況の中でも着々と黙々と,研究を進めております。ランチや歓送迎会などのイベントがなく,お互いの素顔(マスクなし)も見たことがないような状況ではありますが,それでもひとつの目的に向かって研究を進めていくなかで,絆は間違いなく生まれております。学生さん達は新しいスタイルに素早く順応し,研究,勉学,就職活動に精を出しております。

(2) オンライン学会の開催が活発化し,我々の研究室からも多数の発表をしつつあります。新しいホームページでは,学会発表リストも作りましたので,学生さん本人やそのご家族が活躍を見守ってくれたら,とてもありがたいですね。

(3) 毛さんが2021年3月に開催された日本化学会の講演にて,みごと学生講演賞を勝ち取りました。おめでとうございます。全国の博士課程学生が英語の発表で競う中で,上位30%に選ばれました!記憶が正しければ,機能有機研からは3件目になります。自分のときは悔しくも逃してしまっていましたので,とても誇らしいです!

(4) 研究室のホームページのアップロードに四苦八苦しております。北岸の個人業績のページ,論文リストがぐちゃっとなってしまい,放置しております。そのうち直そうと思います。新しい学部生の紹介についても,近日中にはアップロード致します。アカデミックな研究を公開するだけでなく,学生さんの活躍をご家族の方々も含めてご覧いただけるようなホームページを目指していきたいとおもいます。

2021.4.1更新

本日から新年度が始まりました。4月は,なんとなくソワソワと落ち着つかない気持ちですね。研究室としても新たなスタートとして,はりきってまいります。

(1) 2021年3月22日に学位授与式が行われ,4名の修士と6名の学士が当研究室から巣立ちました。それぞれ社会人および院生として,進路を歩んでまいります。卒業生の今後の活躍をお祈りします。

(2) 同日,博士課程の毛斉悦さんがめでたく博士(工学)の学位を取得しました。本当におめでとう!博士論文の主たる内容の論文も,先日Communications Biologyに掲載されて,プレスリリースも行うことができました(研究発表欄を参照ください)。4月からは機能有機化学研究室の助手(有期)として,研究活動を継続する予定です。

(3) 日本化学会春季年会(オンライン開催)に参加し,毛さん,野口くん,北口くんがそれぞれ発表しました。オンラインはどんなものかと心配しましたが,例年と変わらない達成度が得られたのではないかと思います(飲み会で慰労してあげられないのは残念ですが,,,)オンラインで開催していただき,日本化学会の皆様には感謝申し上げます。

(4) 機能有機化学研究室には,新たに6名の卒論生が配属されました(メンバー表を更新しました)。これから一緒に研究できることが,とても楽しみです。今年度は,スタッフ2名,院生10名,卒論生6名と,充実した体制になりました。さあ頑張りましょう! 

2021.2.1更新

ホームページを一新しました。気分新たに頑張ってまいります。

① 我々の研究に関する総説がChemCommに掲載され,カバーピクチャーに採用されました。hemoCDに関する総説で,加納先生と北岸の共同執筆になります。大学のトピックスにも取り上げていただきました。

② 次の日本化学会春年会は,オンライン開催になりました。機能有機化学研究室からは,毛さん,北口君,野口君の3名が発表します。

③ 1③ 1月30日に博士課程の毛さんの博士論文公聴会が行われました。とてもボリュームのある発表になり,長丁場がんばりました!

④ コロナで制限がかかる中,学生さん達は必死に研究しております。もうすぐ修士論文と卒業論文発表会です。ぜひ応援してあげてください!

⑤ なかなか同窓会の開催などは厳しい世の中です。卒業生の皆さんにおかれましては,くれぐれも気をつけて,健康を保ちつつ前向きに生活をすすめてください。

2020.5.27更新

新型コロナの影響でストップしておりました研究室での実験ですが,ようやく来週から徐々に再開できることになりました。新しい働き方に,慣れていかなければなりません。

 メンバー写真を公開しました。ZOOMです。最近は研究室や教員会議でもZOOMの使用が増えてきました。加納先生とも,ZOOMで面談させていただいております。 自宅待機が続く中,学生さんや先生方の元気な姿を見れるのは,大変よいものだと感じております。

 卒業生の長谷川さんと二郎丸さんの研究テーマの合作がAppiled Bio Materialsに論文として掲載されました。ACSの比較的新しいジャーナルです。現在,カバーピクチャーの依頼が来ており,作成中です。運が良ければ,我々の研究が雑誌の表紙を飾れるかもしれません。

 満足に研究ができない状況のなかで,D3の毛さんと論文を作成し,投稿しております。hemoCDを用いた非常に良い研究になったと思っておりますので,公表のアナウンスができることを楽しみに,もうひと頑張りしたいと思います。

(以下は以前のままです)

2020.4.21更新

新年度が始まっておりますが,新型ウィルスの影響により,さまざまな影響がでております。 研究室における現状につきまして,簡単ではありますが,下記にお知らせさせていただきます。

 3月末の時点では気をつけながらも研究活動を継続しておりました。大学の学位授与式が中止になりましたが,3月22日に別室にて,修士4名,学士6名の学位を授与いたしました。ただ感染防止のために来校を控えた学生もおりましたため,当日の写真は撮影しておりません。

 4月に入った時点で講義の開始時期を遅らせることが決定し,それに合わせて新4年生の集合を見合わせることに致しました。6名の新4年生が機能有機研に配属されてメールを介してやりとりを行いましたが,しばらく自宅待機となりました。

 4月13日より学生の大学構内への入構が原則禁止となり,また,春学期の講義も対面式ではなくなりました。これにより研究室への学生の立入りも原則禁止となり,実験をともなう研究活動も全面停止しました。

 4月21日現在,大学内には教職員のみが出入りしております。職員は約半数以下で勤務されてます。講義はすべてweb対応となり,北岸は講義を録画して,履修学生に配信しております。学生の自宅待機は5月12日まで延長され,その間は論文執筆などの自宅でできる作業に取り組んでもらっています。

 未曾有のパンデミックの中,講義を履修する学生に対しては,なるべく学習の遅れが出ないようwebでの対策をしておりますが,研究室の学生にとっては,研究室で実験ができないという大変な危機に陥っています。一刻も早く収束して,元の研究活動ができる日がくることを待ち望んでいます。

2019.12.27更新

① 写真集の更新をしました。2019年度に入って一度も更新しておらず,色々とイベントがたまっていました。たくさん更新しておりますので,ぜひごらんください。

② 今年も残すところわずかとなりました。卒業生の皆様におかれましては,健康に新年を迎えられることを,心よりお祈りしております。また近況報告などを,お待ちしております。

2019.09.21更新

① 機能有機化学研究室の公式Twitterというものを開始しました(リンク)。研究室の現状について,これまで以上に発信してまいりますので,卒業生のみなさまには楽しんでいただけたらたいへん幸いです。

② 神戸で開催されたシクロデキストリン学会において,毛さん,高山さん,馬場さん,平田君,北岸が発表してまいりました。主催の袁先生には大変お世話になりました。学会には加納先生も元気に出席なさいました。北岸の発表の際にはシクロケムの石田さんに座長をしていただきました。

③ 卒業生の齋藤真依さんの修士論文研究をChem Asian Jに発表しました。血液中でシクロデキストリンの包接を観測するという面白い研究で,素晴らしい成果です。時間がかかってしまいましたが無事に公表できてホッとしております。共同研究者の皆様に感謝申し上げます。

④ 11月10日(日)の同志社ホームカミングデーの際に,卒業生の唐杉慶一君が公開講演会を開催します。パンフレットが出来上がってまりました。楽しみです。新土曜会のHPをご覧ください。

2019.04.12更新

① 2019年3月に学位授与式が執り行われ,当研究室からは修士5名,学士7名が卒業しました。おめでとうございます。写真をアップロードしております。

② 新しい4年生6名が配属されました。また大学院生も留学生が1名新たに加わりました。新しいメンバーで心機一転気合いを入れて精を出したいと思っております。

③ 今年度の生物無機化学夏季セミナーをお世話することになりました。本研究室のHPの一部をお借りして,告知させていただいております。

④ 2019年3月の日本化学会は,甲南大学で行われました。私(北岸)が4年生のときに初めて参加した年会も甲南大で,今回が19年ぶりだそうです。ずいぶん経ちました。本研究室からは,毛さん,工藤君,二郎丸さんが,それぞれ口頭発表を行いました。私は講演企画委員にあたっており当日の発表を聞きに行くことができませんでしたが,それぞれ立派に発表してくれたことと思います。

⑤ 今年は卒業生の結婚式に2つも呼ばれることになりました。一方はすでに終え,もう一方はこれからです。加納先生と一緒に出席させていただいております。赴任してから10年経ってこういった経験をさせていただきました。卒業生の結婚式に呼ばれるのはとても喜ばしいことなのだと,ようやく理解できるようになってまいりました。

⑥ 理工学部のしだれ桜が,見事に咲いております。退職された加納先生と青山先生がこの桜の樹にいつも関心を寄せてくださり,私も例年の具合が気になっております。今年は校内の桜がどれも見事に咲き,美しいキャンパスでの新年度スタートとなりました。卒業生の皆様もまたいつか春のキャンパスを見にきてください。

2018.12.11更新

① 2018年もあとのこりわずかとなりました。卒業生の皆様はいかがお過ごしでしょうか。毎年のことながら,研究室はこれから卒論修論と,忙しい時期に入ってきます。皆よい論文に仕上げようと,必死になっております。 悔いなく卒業できるようにラストスパートです。 彼らの体調が心配になりますが…

② 先日11月11日に,京都平安ホテルにて新土曜会を開催しました。当日の様子は新土曜会HPにてご覧ください。20名ほどの卒業生が集い,加納先生,小寺先生を囲み,大変楽しい時間を過ごしました。次回開催は未定です。開催告知は基本的に新土曜会HP上で行っております。メール配信を希望される場合,新土曜会HPの登録フォームを用いて,アドレスをご登録ください。開催が決まりましたら,もれなくメール配信させていただきます。

③ 最近の研究成果を論文リストにアップロードしました。学生さんの活躍として,D1の毛さんが生物無機夏季セミナーにてポスター賞を受賞しました(リンク)。シクロデキストリン学会(山梨),ポルフィリンフタロシアン国際会議(ミュンヘン),生体関連若手フォーラム(大阪)にそれぞれ学生さんが参加し,機能有機研の研究成果を発表しました(写真)。

④ 同志社EVE際期間中に,毎年恒例のゼミ旅行にいってまいりました(写真)。金沢,富山,岐阜の名所を1泊2日でまわる慌ただしいスケジュールでしたが,それぞれを十分贅沢に楽しむことができました。学生さん達も相当楽しかったようで,しばらくは「ゼミ旅行ロス」状態だそうです。

⑤ これからM1は就職活動の時期に入ってまいります。卒業生のみなさまの研究室訪問を心よりお待ちしております。現役の学生さんに,ぜひ面談してあげてください。それ以外でも,特に用事がなくとも皆さんの研究室訪問を歓迎いたします。いつでも連絡してください。

2018.5.11更新

① 3月に学位授与式があり,機能有機化学研究室からは,修士6名,学士7名が卒業しました(写真)。おめでとうございます。論文作成にあたっては,それぞれに大変な苦労があったかと思います。研究室での楽しかった経験や,苦労したことを糧にして,今後は自信をもって大いに活躍してください。

② 4月から新たに博士課程1名,修士課程4名,そして新4年生7名を機能有機化学研究室に迎えました(メンバー)。すでに研究テーマが与えられ,皆がんばって取り組んでおります。今年も面白い研究展開が期待できそうです。

③ 4月に国際シクロデキストリン学会が東京で開催され(写真),北岸が招待講演してまいりました。またD1の毛さんがポスター発表を行いました。今回はじめて上智大学にうかがいましたが,都会の中にあって清潔静寂かつ歴史の重みを感じられるキャンパスに,とても感銘をうけました。加納先生も国際組織委員顧問として参加され,懐かしいご友人との再会を楽しんでおられました。シクロケムで活躍中の石田君も元気に発表しておられました。

④ 3月に日本化学会春季年会があり,機能有機化学研究室からは,峯岸さん,喜多君,二郎丸さんが発表しました。卒業式と日程が重なったこともあり,発表件数は少なめでしたが,3名とも素晴らしい口頭発表を披露してくれました。峯岸さんは,博士後期課程学生の英語発表を対象に贈られる優秀講演賞を今回見事に受賞することになりました。

⑤ 次回の新土曜会(同窓会)は, 同志社大学のホームカミングデーにあわせて,11月11日(日)に京都の平安ホテルで開催することに決定しました.詳しくは新土曜会HPをご覧ください。皆様のご参加お待ちしております。

2018.1.20更新

① 昨年度に修了した下司君の修士論文研究の内容がChemical Science誌に掲載されました(リンク).鉄ポルフィリンと銅イオンの二核構造を持つシトクロムcオキシダーゼ活性中心モデルに関する研究で,水中で機能するはじめての合成モデル錯体です.阪大,兵庫県立大,ストラスブール大との共同研究により,本成果を報告することができ,大変喜んでおります.

② 昨年12月にシンガポールで開催されたアジアシクロデキストリン会議に出席し,北岸が招待講演を行いました.ハリス理化学研究所から研究奨励金を受けた平田君と木村君も出席し,それぞれの研究成果を発表しました (写真).

③ 9月に名古屋で開催されたシクロデキストリンシンポジウムでは,当研究室から2件の口頭発表(中上,平田)と4件のポスター発表(長谷川,米澤(M2),熊谷,米澤(M1))を行いました.また,加納先生の特別講演が催され,次世代へのメッセージが込められた約1時間の講演を拝聴することができました.さらに嬉しいことに,中上君が優秀講演賞を受賞しました(リンク).

④ 博士課程の峯岸君が昨年の6月から2ヶ月間,パリ第12大学のMotterlini先生の研究室に滞在し,生体内COの生理機能探索に関する研究を行いました(写真).ミトコンドリア活性に関する大変興味深い結果が得られております.

⑤ 次回の新土曜会(同窓会)は, 同志社大学のホームカミングデーにあわせて,秋頃に京都で開催することを考えております.ご意見などございましたら北岸までご連絡いただけましたら幸いです.

2017.4.10更新

① 新年度が始まりました.先月22日には学位授与式があり,機能有機化学研究室からは,5名の修士と7名の学士が巣立ちました(写真).学士7名のうち5名が大学院に進学し,継続して研究を行います.新大学院生も,4月から企業に勤める皆さんも,それぞれのご活躍を大いに期待しております.

② 機能有機化学研究室に新たに7名の4年生(馬場,長谷場,今西,二郎丸,工藤,杉本,橘)が配属されました.さらにフランスのRouen大学からMargot Bruleさんがインターン研究生として,4月から4ヶ月間研究室に滞在することになりました.研究室の雰囲気がだいぶ変わりそうです.

③ 慶応大学で3月に開催された日本化学会第97春季年会では,当研究室から6件の口頭発表(峯岸(×2件),下司(北岸が代理発表),中上,平田,長谷川)と1件のポスター発表(木村)を行いました.また,会期中に機能有機研同窓会(新土曜会)が開催され,懐かしい方々とお会いすることができました.同窓会は今後も継続して活動します.卒業生の皆様には積極的なご参加をお願いします.

④ 昨年卒業した菅谷君の修士論文研究の成果がChem. Lett.誌に印刷公表されました(リンク).過酸化水素によるmet-hemoCD2の分解反応を詳しく追跡したもので,酵素ヘムオキシゲナーゼによる反応をモデル化合物で再現しました.卒業生の玉置君が最初に発見し,駒澤君が一生懸命追いかけてきた一連の反応について,菅谷君の実験と加納先生の洞察により,生成物であるベルドヘムとその反応メカニズムを提唱することができました.

⑤ 博士課程の峯岸君の研究がJ. Am. Chem. Soc.にアクセプトされました(リンク).  峯岸君にとって在学中2報目のJ. Am. Chem. Soc.になります.細胞に含まれる内因性COの量をhemoCDを使って計測し,さらに細胞膜透過能を持つhemoCD誘導体を使って,生細胞のCOを除去したときの細胞内環境の変化を観測しました.COの生理機能研究におけるhemoCDの有用性が高く評価されました.さらに嬉しいことに今年度から峯岸君は日本学術振興会の特別研究員DC2に採択されました.益々の活躍を期待しております.

⑥ 新年度はCOの生理機能やシクロデキストリン細胞内移行などの従来の研究テーマのさらなる発展とともに,新しい機能性分子の創成などにもチャレンジします.卒業生の皆様には温かくかつ厳しい目で見守っていただければ幸いです.研究室でお役に立てそうなことがあればいつでもご連絡ください.

2016.12.3更新

① あっという間に年末となりました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。研究室はこれから修論や卒論と慌ただしい時期に入っていきます。2017年3月には、横浜地区で加納•小寺研の同窓会を開催する予定をしております。詳細は新土曜会のページにて、ご確認ください。ご参加お待ちしております。

② 学会やイベントの様子を、写真集にアップしました。国内外の学会に参加したり、海外からゲストを招いたり、ゼミ旅行に行ったりと、さまざまなイベントがありました。どうぞ最近の研究室の様子をご覧ください。

③ 9月に高松で開催されたシクロデキストリン学会にて、研究室の平田君(M1)が見事ポスター賞に輝きました(リンク)。また11月には、血液代替物学会にてD1の峯岸君が優秀講演賞をいただきました(リンク)。当研究室での研究がこのように認められ、大変喜んでおります。

④ 卒業生の黒澤君の修士論文研究が、Chem. Asian J.に掲載されました(リンク)。鉄ポルフィリン-シクロデキストリン包接錯体を使って、天然系やモデル系ではなかなか観測されない珍しい酸化反応を、詳細に追跡しました。論文作成に大変時間がかかってしまいましたが、結果的には十分納得できる論文となり、審査員からは高い評価を受けることができました。

⑤ 生命医科学部野口研との共同研究が、2つの論文に発表されました(リンク)。コレステロールおよびその誘導体について、質量分析の面で協力いたしました。コレステロール類は、シクロデキストリンとの関係性が深いために、今後の研究展開にも期待できる共同研究体制です。

2016.04.12更新

① hemoCDを使って生体内の一酸化炭素(CO)の機能を探索する、という趣旨の論文がJ. Am. Chem. Soc.に受理されました(リンク)。当研究室の卒業生であり、同志社女子大薬学部の現教員である根木滋先生の発案から研究がスタートし、峯岸、勇村両君の懸命の努力によって、論文にすることができました。バイオミメティック錯体であるhemoCDが、動物体内の生命現象の解明に切り込んだ画期的な論文です。今後の展開にどうぞご期待ください。

② 今別府君の修士論文研究であるコバルトアルキル錯体に関する論文が、Eur. J. Inorg. Chem.に印刷公表されることになりました(リンク)。先駆者である桑野君、油谷君も共著者になっております。加納先生が論文執筆を行いました。退職されてもなお執筆に向かわれる姿勢を見ると、我々現役教員は襟を正さざるを得ません。論文では水中におけるシクロデキストリンの「分子かご効果」を見事に証明しています。

③ 新土曜会(同窓会)を3月20日(日)に開催しました。40名の卒業生が同志社大学寒梅館のレストランに一同に集いました。同窓会の様子は、新土曜会ホームページでご覧いただけます。次回の開催は未定ですが、開催のお知らせを希望される方は、連絡先をホームページから登録しておいてください。次回も盛会となるよう、ご協力よろしくお願いします。

④ 2015年度の学位授与式が3月22日(火)に京田辺キャンパスで執り行われ、研究室からは5名の修士と7名の学士が卒業しました。それぞれのご活躍を祈念しております。写真をアップロードしました(リンク)。

⑤ 修士の学位を取得した峯岸君と菅谷君が、 2015年度の同志社総長賞を受賞しました(リンク)。 それぞれの国際学会での活躍が認められての受賞です。式典には行けませんでしたが、写真を撮ってきてもらいました。ノーベル物理学賞の江崎玲於奈先生の講演などもあり、両人にとっては代えがたい貴重な経験になったのではないかと思います。

⑥ 日本化学会第96春季年会が同志社大学京田辺キャンパスで行われ、機能有機化学研究室からは、齋藤(北岸が代理発表)、峯岸、三好、下司、杉江の5件の口頭発表をしました。また会場のお世話もしました。会場委員長であった小寺先生の好采配や、同志社のアルバイト学生の懸命な働きにより、各所より年会キャンパスとして好評をいただいております。講演企画委員として、市民公開講座や実験教室などの企画運営にも携わりました。

⑦ 4月から新たに卒論生が7名、研究室に配属されました。これからの活躍を大いに期待しています!

2015.12.29更新

1)今年(2015年)ももうすぐ終わりです。皆様いかがお過ごしでしょうか。今年は一酸化炭素の生理機能に関する論文発表をひとつの目標にしてまいりましたが、叶いませんでした。来年(2016年)こそは、一日も早く公表できるように努力する次第です。

2)7月にM2の菅谷君と北村君とともに、中国の北京まで行って国際生物無機化学会に参加しました(写真)。北岸はCOの生理機能に関する研究の口頭発表を行い、菅谷君と北村君はポスター発表を行いました。菅谷君は見事、国際学会でのポスター賞を獲得するという快挙を成し遂げました(リンク)。

3) 大阪大学の林高史先生の研究室と研究室間交流会を行いました(写真)。我々の研究室からは菅谷君と峯岸君が口頭発表により成果を発表し、さらに院生全員によるポスター発表なども行って、活発に交流することができました。阪大生のアクティビティが学生諸君には大変刺激になったようで、今後も継続していければと考えています。

4)5年に一度開催されるPacifichem@ホノルルにM2の峯岸君とともに参加してきました(写真)。北岸は2件の口頭発表(茶井君が行ったCDの細胞内導入に関する研究と、北村君が行ったヘムタンパク質モデルのCO結合抑制に関する研究)、峯岸君はCOの生理機能探索に関する研究のポスター発表を行いました。

5)加納•小寺研同窓会(新土曜会)を3月中に京都で開催する予定です。詳しいことは追って連絡いたします。卒業生の方々は、ふるってご参加ください。

2015.06.03更新

1)今年の5月に行われたアジアシクロデキストリン国際会議で、修士2年生の峯岸彩夏君がポスター賞を受賞しました。学生だけでなく一般研究者も混じったなかで、一等賞である「The Gold Prize」をもらいましたので、快挙です(リンク)。英語での口頭発表も経験しました。

2)昨年度に卒業した川崎宏樹君が行った修士論文研究がChemistry –An Asian Journalに掲載されることに決定しました(リンク)。HemoCDを非常に簡単な方法で長い期間血中に循環させることに成功した論文で、2名のレフリーからは高い評価を受けました。3月末のギリギリまでがんばって実験してくれたおかげです。

3)関東の卒業生たちが集まって、登山部を立ち上げました。まずは先月(5月)富士山周辺をハイキングしたそうです。興味のある卒業生は参加してみてはいかがでしょうか。連絡先を知りたければ北岸までお気軽にご連絡ください。同窓生がつながるきっかけになればよいですね。

4)次回の日本化学会春季年会(2016年3月)の会場は同志社大学京田辺キャンパスです(リンク)。この機会に久しぶりにキャンパスを訪問されてみてはどうでしょうか。

5)その日本化学会の会期に合わせて、少し大きめの機能有機化学研究室同窓会(新土曜会)を2016年3月に開催しようと企画しています。詳細が決まりましたら、このホームページでアナウンスしたいと思いますので、ぜひ定期的にチェックしてください。

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