研究内容
おもな研究内容
有機合成化学を基盤にユニークな機能をもつ分子(金属錯体、超分子など)をつくり上げ、それらを生体系に役立てる。
生物を見本にして機能性物質をつくり(バイオミメティクス=生体模倣)、それらをさまざまな形で生体系にフィードバックします
シクロデキストリン超分子錯体を使って、血管内で酸素を運ぶことのできる”人工血液”の素材をつくることに挑戦しています。
金属錯体(金属イオンと有機分子を組み合わせた化合物)を利用して、一般的には困難な化学反応(たとえばメタンからメタノールを作る反応)を可能にする触媒の開発を行っています。
がん細胞を選択的に攻撃する高度な機能をもった新しい金属錯体(抗がん剤)の開発を行っています。
研究室配属志望の学部生へ
機能有機化学研究室では、好奇心豊かで研究に対して意欲のある学生を歓迎します。
興味のある学部3年生は、いつでも研究室見学に来てください。
卒業後の進路について
最近は大学院に進学するケースが多く、その場合は博士課程(前期課程)の2年間を含めた計3年間の研究室生活を送ることになります。その間、一生懸命研究に取り組み、得られた研究成果を公表することが第一の目標です。
大学院修了後は、化学メーカーを中心とする理系企業に就職する学生がほとんどです。
(例)2016年度卒業生の進路
学士の進路:大学院進学(内部5名),就職(1名),研究補助員(1名)
修士の就職先:カネカ(株),東レ(株),関東化学(株)など
なお博士課程(前期課程)修了後には、博士課程(後期課程)に進学することも可能です(一般的にはドクターコースとよびます)。
いずれの道を選択するかは皆さんの自由です。教員(小寺、北岸)とよく相談しながら、個人にとってベストな選択となるように決めていきましょう。
研究室見学に来てください!
研究室に興味のある学部3年生は、まずは見学に来てください。研究内容や進路について相談した後、実際に研究を行っている研究室の学生さんからいろいろな話を聞いてもらいます。自身の目でしっかりと現場を見て、適性があるかどうかを判断してください。